A fish on the leaf of the banana.

ナキゴエ


ひななが帰ってこなくなりました。

土曜日の朝
座った私のすぐ傍でエサを食べていて
そこまではいつも通り。

その後
昼に行ったとき「異常」がありました。

ひななの住む段ボールハウスが
置いてあった場所から動かされ
中に入れてあった座布団も
小さな入り口から引きずり出されていました。
周りのエサや皿を入れてあったコンテナも
いつもと違う位置に動かされていて
ひななの姿は何処にもありませんでした。

旦那の職場とはいえ
近所の人の散歩コースでもあります。
そこを縄張りにしている猫もいれば
キツネやタヌキもいる。
だからこそ注意して
エサの時以外は皿を洗ってしまい
段ボールハウスも外からはほとんどわからないように
カモフラージュしてありました。

何が起こったのかわからなかったけれど
とにかく
ビックリして飛び出していったひななが帰ってくるのを待ちました。

その日は結局戻らず
次の日の朝早くエサを持って行ってみると
ひななはいました。
「ひなな」
「にゃー」
「ゴハンだよ」
「にゃー」
ちょっと元気はなかったけれど
段ボールハウスの中から私に答えました。
確かに小さなナキゴエで私に返事をしてくれました。

いつものように
エサを皿にだしてひななが出てくるのを待ちました。
でも
いくら待ってもひななは出てこなくて
私も
きっと怖い思いをした後だから警戒しているんだなぁと
そのまま帰ってきてしまいました。

それっきり
ひななはどこかへ行ってしまって帰ってきません。
いなくなってまだ二日
もしかしたらひょっこり戻ってくるかもしれないけれど
もう戻ってこないのかもしれないという気持ちが強い。

わが家の庭から見える距離にいながら
怖い思いをさせさせてしまった。
あの時
一度戻ってきてくれたとき
声だけじゃなくてどうして姿を確認しなかったのか。
もしかしたら怪我をしていたかもしれない。
だったらそのまま家に連れてくれば良かった。

後悔の思いばかり浮かんできます。

願わくば
あのコが私の思っているよりずっと力強い猫で

キョウダイがいたからあそこにちょっと寄り道しただけ。
キョウダイがもらわれていって
オバサン達が寂しいかと思って長居をしたの。
あそこは騒々しくって怖いオジサンも時々くるから
私には合わないのよね。
もっと住みやすいところを探しに行くことにしたわ。

なんて
プイッと出ていったのであればどんなにか良いだろう。

もし今度姿を見かけたら
有無を言わさずわが家に連れて行っちゃうよ
自由気ままに生きていく道を選んだのなら
がんばって自分の居場所を見つけて欲しい。
自分の生きていく道を強く歩いて。


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by lotus-moon | 2005-07-12 09:40 | 静かなこと